2018年8月5日 主日礼拝

詩篇 119篇33~48節
國分広士牧師

教えてください。悟らせてください。(33-35)

  • 33節「教えてください」、34節「悟らせてください」という態度は、みことばについては私たちは受け身であるという姿勢を示している。神のことばは、神から受けとるしかない。人間が「神はこう考えているに違いない」と思うことは、神ご自身のことばで確認しなければ正しいかどうかわからない。
  • 35節「踏み行かせてください」
    神の言葉は、その内容を理解し、正しく応答することが期待されているが、そうできないことが多い。初代の人間から、神のことばを聞いていながら、期待されている応答をしなかったのが、人間の悲しい歴史。しかし一人だけ真に正しく応答した人間がいた。それは人となられた主イエス様。イエス様は父のおこころに正しく応答された。

あなたを恐れるようにしてください(36-40)

  • 36節「心を…に傾かないようにしてください。」37節「むなしいものを見ないように」罪の誘惑に満ちる世にあって、それらを見ていながら罪を犯さないと言う生き方はできない。見たものは必ず心に影響を与える。しかし、自分の意思だけでは、目をそらすこともできない。「目をそらせてください」と、神の助けをすなおに求めよう。
  • 38節「あなたのしもべへの仰せのことばが成り」主の導きを求めるのは、しもべとしての姿勢。しもべは主人が自分に語った命令が実現するように、主人の意思を確認する必要があるから。「私があなたを恐れるように」主人である神の計画が実現する時、そのご計画の偉大さに驚き、私たちは神を恐れるようになる。には人々から尊敬され、彼の王権の確立につながった。

みことばを信頼していますから(41-44)

  • 42節「私をそしる者」。39節にも「私がおびえているそしり」
  • 主を信じる信仰ゆえの迫害や非難は、アベル以来、必ずある。
  • これに対抗するには、「私はあなたのみことばに信頼していますから」すなわち、神のみことばへの信頼が必要。みことばを知らなければ信じるも何もないし、知っていても信頼がなければ知らないのと同じ。

主のさとしを王たちの前で述べる(45-48)

  • 44節「こうして…みおしえを…守ります」45節「そうして…広やかな所に…行きます」 主に頼り、みことばを悟らせていただき、空しいものに陥らず、迫害からも守られる者は、平安へと導かれる。
  • 46節「あなたのさとしを王たちの前で述べ」いただいたみことばは、自分だけのものではない。誰に対しても「神はこう言われる」とあかしできる。ついに、王のように自分が敬う人にもみことばをあかしできるのはなんと幸いなことか。まずみことばを教えていただこう。