2015年8月30日 主日礼拝

創世記 29章1~20節
國分広士牧師

1.旅路は守られた

ヤコブは主に4つの願いをしていた。

(1)神がともにおられること

(2)旅路が守られること

(3)食べるパンと着る着物が与えられること

(4)無事に父の家に帰らせてくださること。

※28:20-22

願ったように、母の兄ラバンの家への旅路は守られ、神がともにおられることが示された。

2.生活も守られた

ラバンの家に滞在するヤコブは、ラバンの娘ラケルを愛し、彼女との結婚を願った。そして彼女との結婚を条件に、ラバンに7年仕えることを約束した。こうして、彼には食べるパンも着る着物も与えられ、その生活が守られた。神は彼の願いを満たしてくださっている。嫁をめとるという本来の計画も、順調に実現に向かって進んでいるように思えた。

3.ほんの数日のように思われた

主イエスは彼に対して自分の心を表現された。ツァラアトの人をあわれんでさわったのだ。律法ではツァラアトの人は汚れた者であり、汚れに触れた人も汚れると教えられている。ツァラアトという苦しみを背負いながら、誰にも優しく触れてもらえないでいた彼をあわれむ思いを触れることで表現されたのだ。そして触れながら「わたしの心だ」と言い、「きよくなれ」と癒された。あえて触ることにより、彼の体だけでなく心を慰めた。

4.主の導きの中にいるヤコブ

主に誓願をして主に仕え始めたヤコブにとって、この7年は祝福を受け成長する信仰の幼小期。このあと、彼は苦難を経験し、次の段階へと進むが、その前に、主に祝福されて歩む幸いな時を過ごすことは大きい。この時期に、人生の祝福は自分で勝ち取るのではなく、主から与えられるものだということを知り、感謝をささげる者は幸い。(伝道者の書 7:14)