2014年7月13日 主日礼拝

創世記 7章1節~24節
國分広士牧師

1.七日前の予告(4)

主はノアに「あと七日」と、滅びが迫っていることを予告した。これほど巨大な建造物を造るだけで有名になり、箱船の目的も人々は知っていたに違いない。息子たちの嫁たちの家族や、ノア自身の親族も大勢いただろう。ノアは人々に箱船に乗るよう勧めたに違いない。しかも動物達が続々と乗り込んでおり、警告は十分すぎるほど与えられていた。

2.主が戸を閉ざされた(16)

七日後、結局箱船に乗ったのは動物達とノアの家族だけだったが、最後に乗ったノアの背後の戸が、主ご自身によって閉ざされた。乗らなかった人々は「本当に危なくなったら乗せてもらおう」と思っていたのかもしれないが、雨が降り出す前に戸は閉じられた。主は寛容に救いの機会を与えるが、裁きの時にはもはや甘えは許されないのだ。

3.消し去られた(23)

「消し去られた」とは、非常に強い表現。そこに存在していた痕跡もなくなってしまうといいうこと。洪水以前の人々については、ごくわずかの人の名前しか記録に残らない。ほとんどの人々は文字通り消し去られた。神の裁きはなんと徹底していることか。存在そのものを消し去ることができるお方を恐れよう。