2014年6月8日 主日礼拝

使徒の働き 2章1~42節
國分広士牧師

1.わずか10日後

弟子たちが「聖霊のバプテスマ」(1:5)に備えて祈り待つ期間は10日しかなかった。五旬節は過越の祭りから50日目の祭り。主イエスは過越の祭りの時に十字架にかけられ、3日目によみがえり、40日間弟子たちとともに過ごし、召天。それから10日で五旬節。祈り備えることは個人的には大切な経験だが、神のわざの進展は人間の努力の程度には左右されない。

2.聖霊は弟子たちによって神の偉大なわざを語られた

この現象を集団ヒステリーと見ることはできない。色々な言語を用いただけで、内容的には明確なメッセージを語っており、ちゃんとそれを聞いて理解している人々が居た。聖霊は弟子たち一人一人を用いて、様々な言語を持つ様々な人々のところに、福音を届けられた。聖霊のメッセージは「主の名を呼ぶ者はみな救われる」ということ。

3.私はどうしたらいいのか

使徒ペテロの説教で心を刺された人々は、自分はどうしたらよいのかと尋ねた(37)。この尋ねる姿勢が重要。導きを求める人は勧めにも素直に従う。ペテロは「悔い改め・バプテスマを受ける・聖霊を受ける」と教え、3千人がその勧めに従った。自分自身はどうだろうか?主に「私はどうしたらいいのか?」と尋ねてみるべきではないだろうか。