2013年12月8日 主日礼拝

ルカの福音書 1章5~25節
國分広士牧師

1.天使による受胎告知

アロンの子孫は24組に分かれて、交代で神殿の奉仕に当たっていた。そのうちアビヤの組に属するザカリヤという祭司が、神殿で香をたくことになった。至聖所は年に一度祭司が一人でしか入れない特別な所。彼が香を焚く間、外で人々は祈って待っていた。その特別なタイミングで、天使がザカリヤにすばらしい子が与えられる祝福を伝えた。

2.祭司なのに信じられない

天使に会う経験をした人々は、その圧倒的な神々しさで、天使である事は疑わない。天使が語るのは神からのことばなのだから、感謝して受け入れるべきことば。ところがザカリヤは祭司なのに、天使の告知を信じなかった。「どのようにして」とはしるしを求めている。私たちキリスト者も主のことばを本当に信じているか試されることがある。

3.それでもみことばは実現する

天使は不信に怒り、こどもが産まれるまで口がきけなくなるという罰則的なしるしを与えた。しかし信じないから神の計画も解消するということではない。人間の思いを超えて、神の計画は実現する。ザカリヤは妻の母胎にこどもが宿ったことを感謝しつつ自らの不信を反省しただろう。私たちも主のことばを信じないからと直ちに捨てられはしない。良い信仰が育つように導かれる。主の大いなる導きの御手を信頼しよう。