2013年11月10日 主日礼拝

ルカの福音書 14章25~35節
國分広士牧師

1.群衆への厳しい条件のことば

主イエスの説教を聞いたり奇跡のわざを見る事を望んで、主イエスの行く所に着いて行く大勢の群衆は、主の弟子になるかどうかは不明確な人々だった。主イエスのすぐ近くにいながら、不都合なことがあればいつでも身を引けるようにも身構えていた。主はあえて彼らに弟子となることの厳しさを語られた。

2.だれを愛するか

私たちが最も愛するのは家族、そして自分自身。主は「わたしのもとに来て(26)」いることが、主ご自身を愛する故でないなら、弟子になれないと言う。マタイ10:37にも同様のことばがあるが、マタイでは主への信仰に家族が反対する場合が想定されている。両者を愛せるなら良いが、片方しか選べない場合、どちらを取るかという問題。主を選ぶことは、その時は家族に悲しまれても、真の意味で家族のためにもなると信じる者は幸い。

3.財産でなく主を信じるか

財産は心のよりどころになる。それだけに財産を失う位なら信仰を捨てる者も多い。どちらかしか選べないならどうするか?塔を築く者や戦争に備える王のようによく考えよう。財産は死後には役立たないことを悟ろう。急いで講和する王のように、主に悔い改めよう。自分の身も財産も主にささげる決意をする人は、主から身と財産の管理を託される(マルコ10:30)。