2013年4月21日 主日礼拝

ルカの福音書 7章36~50節
國分広士牧師

1.あなたに言いたい事がある

パリサイ人は福音書では悪役扱いだが、主は毛嫌いして避けはせず、招きに応じて家で食事をともにし、積極的に交わった。案の定、価値観の違いを感じる出来事が起きたが、主はその時を用いて、パリサイ人に伝えたいメッセージを語った。主は私たちにも言いたいことがあるのではないか。パリサイ人のように「お話しください」と言おう。

2.多く赦された者はよけいに愛する

「デナリ」は一日の労賃。50デナリでも大金だが、500デナリとなれば年収額以上。それを赦す金貸しは神の愛を思わせる。神の愛に対して感謝を表したいという思いがあるかどうかが、問われている事。罪深い女は、蔑みの視線をあびつつも主イエスに近づき、感極まって涙を流し、外を歩いて汚れた主イエスの足を拭い、口づけし、香油を塗った。彼女はそうやって主イエスに対する感謝の思いを表したのだ。

3.信仰による救い

心を見る主イエスは、この女の愛の表現が信仰からでていると評価された。彼女は主イエスの教えで自分の深い罪を悔い改めていたのだ。そして罪を認めることで心が解放され、うれしくなって、主イエスの前に姿を現して直接感謝を表そうとしたのだ。主は彼女に「あなたの(主イエスによって罪が赦されるという)信仰が、あなたを救ったのです」と言われた。自分の罪を深く自覚し、その罪が赦されていることを喜ぼう。