2013年2月17日 主日礼拝

ルカの福音書 6章17節~26節
國分広士牧師

1.主から発する大きな力

主の周りに「多くの弟子たちの群れ」や「大ぜいの民衆」が集まった。群衆の目当ては主イエスにさわること。大きな力が主イエスから出ていたから。主のことばを聞く時にも、心に神の力が及んでくることを期待して聞いた。そのような主への期待感を持って、みことばを学ぼう。

2.弟子たちを見つめながら話す

主は周囲の期待に戸惑ったり流されてはいない。真にしっかりしたものが心の内側にない者は周囲の期待に振り回されたり反発したりする。主はご自分に期待の目を注ぐ弟子達を見つめ、彼らの心に訴えるように語りかけられた。

3.幸い、哀れ

マタイの「山上の説教」とよく似た説教。対象の違いで語り方が少し異なる。この時の聞く対象は「弟子たち」。主題は何が幸いで何が哀れなのか。通常思う幸いと哀れが逆転している。主が幸いと思うのは「今」でなく「やがて」。地上でなく天のみ国。主は天国をよく知っているので価値観が異なるのだ。どうせ地上の幸いしかわからないと反抗的になるのはやめよう。主の弟子だからこそ、主の価値観を共有したいと願おう。経験者のことばを尊重してきくように、神の力に触れたいと期待して集まった人々のように、イエス様の語られることこそ真実だと信じて受け入れよう。