2013年2月10日 主日礼拝

ルカの福音書 6章12節~16節
國分広士牧師

1.徹夜の祈り

主イエスは祈るために山に行った。父なる神に心の思いを打ち明けて祈るためには、人に聞かれる事を気にしないで祈る必要があったので、人気のない場所に行かれたんだ。またその祈りは徹夜だった。時間も気にしないで祈る必要があったのだ。私たちも主の弟子として祈りに励みたい。

2.使徒を選ぶ

祈りの課題は使徒を選ぶことだった。使徒は主の召天以後のキリスト教会のリーダーであり、新約聖書を書き福音を伝える、決定的に重要な立場になる。誰にこの使命を託すのか、主は徹底的に父と語り合い、熟慮された。主のご計画は緻密で完璧だが、その背後には熟慮がある。人となった主イエスは人として熟慮する模範を示され、祈りが必要である事を示された。

3.主は誰のために祈られたのか

おそらく主は弟子の一人一人の名を挙げて祈り、考えられただろう。選ばれなかった弟子達の事もよく考え、その人のためにあえて選ばないという選択をされたのだと思われる。使徒のほとんどは殉教の死を遂げたことを思うと、誰を使徒に選ぶかは、簡単な決断ではない。かといって先延ばしにはできない。主は弟子達のため精一杯祈られ最善の決断をされた。今も主は天で弟子達のためにとりなしてくださっている。背後に主の祈りの支えがある事を感謝し、主に仕えよう。