2013年2月3日 主日礼拝
1.弟子たちへの批判
主イエスに対して厳しい視線を向ける人々は、主ご自身の言動に対してだけでなく、弟子たちの姿勢をも理由に批判のことばをあびせた。「なぜあなたの弟子達は断食しないのか?」「なぜ安息日に麦の穂を脱穀するのか?」主イエスの弟子達は、人間的には未熟で、批判しようと思えばたくさんの弱さがあった。今日も、キリストの弟子達は批判を受けている。
2.主イエスの答え
主は「弟子のしたことだ」などと批判をかわさず、むしろ批判に答える形でみことばを語られた。断食については、今は断食の時ではなく、花婿であるキリストを迎えて喜ぶ時だからと答え、さらに古い心のままでは主イエスの福音を受け入れることができないと教えられた。安息日に働いたという中傷には、ダビデのケースを例にルール至上主義を批判し、ご自分が律法を制定した主権者である事を宣言された。
3.主の背後で守られた弟子たち
もし弟子たちが自分で中傷に答えようとしたらどうなっていたか?あまり良い結果は期待できない。弟子たちは黙して、主が答えて下さったから良かったのだ。私たちは「自分などが主の弟子だと知られると、教会のイメージダウンではないか」と恐れることがあるが、主が優しく弟子たちを守り、この機会をも用いて御言葉を伝えられたことを心にとめよう。私たちの存在を主は愛して守り、むしろ用いてくださることを期待しよう。