2024年7月7日 主日礼拝

イザヤ書52章7-8節

國分広士牧師

1.良い知らせ

  • 良い知らせとは、「平和」「救い」と言われている。
  • <平和>
  • 人と人との間の争いが顕著。戦争は最も悲惨。しかし平時においても、人と人の間には争いが絶えない。「詐欺」のような悪が横行すると、人を信用できなくなる。「いじめ」のような、こどもにさえ現れている問題は、争いの原因は生まれた時からある「原罪」であることを示している。争いに苦しむ者に「平和」がもたらされるという知らせは福音。
  • <救い>
  • 救いは神の贖いによる。根本的な原因が「原罪」なので、心の外側の問題に対応するだけでは、応急手当てにすぎない。
  • 人の心の救いは「あなたの神は王である」という教えを受け入れ、主を自分の王とすることでなしとげられる。自分の心の王宮に主を迎え、主に従おう。
  • さだまさしは「私の人生の中では私が主人公」と歌った。しかし「自分が自分の人生の支配者だ」と思い続ければ、神を自分の王とすることを妨げる。主に心を開け渡そう。

2.伝える人の足

  • 福音は誰かによって伝えられる。主は人によって他の人に福音を伝えさせる。福音を初めて聞く者にとって、伝えてくれる人はありがたい。
  • 「足」は実際的な行動を表す。口で言う前に、声が届くところに行かなくてはならない。
  • 「山々」の上で叫ぶのは、多くの人の耳に届くため。パレスチナの山々は、緑の多い日本と違って、はげ山なので、山上の人はよく見える。そこから大声で叫べば周囲に声を響かせ届けることができた。なんとかして多く人に福音を知らせようとする熱意を感じる。