2022年4月3日 主日礼拝
1.報復規定(出エジプト記21:23-25)
23 しかし、重大な傷害があれば、いのちにはいのちを、
24 目には目を、歯には歯を、手には手を、足には足を、
25 火傷には火傷を、傷には傷を、打ち傷には打ち傷をもって償わなければならない。
2.最後の審判(ヨハネの黙示録20:11−12)
11 また私は、大きな白い御座と、そこに着いておられる方を見た。地と天はその御前から逃げ去り、跡形もなくなった。
12 また私は、死んだ人々が大きい者も小さい者も御座の前に立っているのを見た。数々の書物が開かれた。書物がもう一つ開かれたが、それはいのちの書であった。死んだ者たちは、これらの書物に書かれていることにしたがい、自分の行いに応じてさばかれた。
3.神にあってのさばき
自分の行いに応じたさばきが、神によってなされる。神によるさばきは正当であることを信じる信仰が前提となり、正義や赦しの教えに続く。
「行いに応じたさばき」でなければ正義ではない。
「悪いことをする前につぶす」という発想は示されていない。
報復規定を利用して個人的復讐をしてはいけない。「10倍返し」など論外。
※「神による正当なさばきなどない」と思うなら、自分の正義感の満足を求めてしまう。
しかし、人間の正義感は罪で歪んでおり、常に、自分は正義だと思っている。
ロシアのプーチン大統領も、彼なりの正義感で戦争を仕掛けた。
4.真に正当なさばきは神がなさることを信じるなら、他の可能性が出てくる。
ヘブル10:30-31
30 私たちは、「復讐はわたしのもの、わたしが報復する。」また、「主は御民をさばかれる」と言われる方を知っています。
31 生ける神の手の中に陥ることは恐ろしいことです。
ローマ12:19-21
19 愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。「復讐はわたしのもの。わたしが報復する。」主はそう言われます。
20 次のようにも書かれています。「もしあなたの敵が飢えているなら食べさせ、渇いているなら飲ませよ。なぜなら、こうしてあなたは彼の頭上に燃える炭火を積むことになるからだ。」
21 悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。