2013年3月17日 主日礼拝

ルカの福音書 6章39節~49節
國分広士牧師

1.十分訓練を受けよ

盲人の手引きをする盲人は、人を助けたい善意はあるが、自分の弱さがわかっていないので非常に危険。弟子に過ぎないという自覚が必要。十分訓練を受け、物事をわきまえた師のように謙虚になるべき。

2.梁を取りのけよ

他人の目のちりに気づき、取ってあげようとするのは善意。しかし自分に梁のようなもっと大きな問題がありながら自覚できていない人が不用意に人の目のような敏感な所に触れるのは危険。ちりは落ちていて簡単に拾える小さな問題だが、梁は天井に固定されていて、取り除けば建物全体がつぶれる、自分を支えるプライドのような大きな問題。しかし、それが取り除かれて初めて、人の問題を指摘するだけでなく助けられる謙虚さが身に付く。

3.地面を深く掘り下げよ

自分の心が生み出した結果によって自分の問題を自覚しよう。良い結果を結んでいるだろうか。時には反省し「主よ」と呼ぶこともあるだろう。硬い岩にまで達するまで地面を深く掘り下げるように、心の反省は簡単にすませてはいけない。いつも自分が弟子に過ぎないことを思い起こし、人の問題に気づき助けたいという気持ちの背後に「自分は大丈夫、助けられる」というおごりがないか気をつけよう。表面的な反省だけでなく、キリストという確かな土台に達する深い反省をしよう。