2013年3月10日 主日礼拝

ルカの福音書 6章31節~38節
國分広士牧師

1.あわれみ深くしなさい

寛大な心はすばらしい。誰か寛大な人を模範と仰ぐのは大きな力になる。しかし人を仰げば、寛大さの中にも計算高さが入り込みやすい。「天の父があわれみ深いように」と、神を仰ぐ事が大切。

2.赦しなさい

あわれみ深さの具体的な課題は赦すこと。自分に悪い事をした相手を赦すかどうかは、人生を左右する大きな課題。人や自分が赦せなくて心が病む人も多い。「許す」のではない。それは許容であって、「ここまでなら」という制限や「こうだったら」といった条件が付く。そこには実は「さばき」の要素がすでに入っている。神が「赦す」場合には制限も条件もない。神が自分を赦したように自分も人を赦そうと考えられる人は、真に神を仰いでいる。

3.与えなさい

赦しの具体的表現は、与える事に表れる。「こんな人にはあげたくない」と思うのは赦してないから。神は自分にひとりごのイエス様さえくださった。それも悔い改めてからでなく、悔い改める前にそれをしてくださった。与えることは確かに主イエスを信じ、赦されていることを感謝している表れ。神を仰ぎ、主イエスを信じよう。そこから人生を左右する発想の違いが生まれる。