2013年5月5日 主日礼拝
1.主イエスの家族
主イエスの家族は、マルコ6:3によると母と4人の兄弟と複数の妹がいた。父はすでに故人になっていたと思われる。兄弟のうちヤコブ、ユダは「ヤコブの手紙」「ユダの手紙」の著者と思われるが、受難・復活以降に信者になったらしく、この時点では距離を置いている。
2.神のことばを聞いて行う人たち
主イエスは肉親の家族も大切にされていたが、血縁以上に「信仰」による心のつながりこそ、家族の絆と考えていた。父のみこころを学びそれを行う者は、みな父の家族なのだ。ユダヤ人は、異邦人でもユダヤ教に改宗すればユダヤ人として受け入れた。キリスト教会では互いを兄弟姉妹と呼んで、神の前に家族として対等であることを告白し、また密接な交わりを持とうとしてきた。
3.弟子が主の家族
並行記事のマタイ12:49-50では、主イエスが弟子達の事を指して自分の家族だと言っておられる。弟子は父の御心を学びそれを行う者。それは主イエスと同じであり、そうした同じ思いを持つ人々を主は家族と思っておられた。私たちが主イエスを信じて、父なる神のみこころを学びそれを行うなら、私たちは主イエスの家族なのである。(ヨハネ1:12参照)このすばらしい特権を自分のものとしよう。