2013年7月21日 主日礼拝

ルカの福音書 10章3~24節
國分広士牧師

1.平安があるように

主イエスは、派遣される弟子達の使命の厳しい現実と、それに向かう心構えを教えた。狼の中に小羊を送り出すとは恐ろしい現実があるということ。しかし、弟子達は重武装するのではなく、主が守って下さる事を信じて、近所に行くような軽装を命じられた。目的地に着いたらそこで平安を祈るため。心に平安がない者が平安を祈るのはおかしいから。滞在先をえり好みせずに、一度受け入れてくれた家に留まるのも平安の実践。

2.弟子たちの喜び

派遣された弟子達は、自分たちの働きが用いられ、奇跡も体験したと喜んだ。しかし主イエスは、奇跡は主イエスが彼らに権威を与えたから起きたのであり当然。真に喜ぶべき事は、彼らの名が天に記されている事、だからこそ主から使命をいただけたことだと、いさめた。

3.主の喜び

主イエスも、聖霊とともに喜んで父に祈る。主が喜んだのは、弟子達のこと。彼らは狼の中に送りだした小羊であり、強者ではない。神はわざと弱い者を召して大いなる事をさせる。知者達は自分の知恵で真理を究めようとするが、その方法では知り得ない神の真理を、ただ従順に主を信じる幼子に明らかにする。そうしてこそ、真に偉大なのは神ご自身だという事が明らかにされる。主を信じて主に喜ばれよう。主に喜ばれている事を喜ぼう。