2020年2月2日 主日礼拝
1.箱舟を出る
大洪水の始りは「ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日」(7:11)
そして「六百一年目の第一の月の一日に、水は地の上から干上がった。」(8:13)。
さらに箱舟から出るのは「第二の月の二十七日」(8:14)
1年間の箱舟生活の間に、創造の始めのように、地は一新した。
- 神はノアに箱舟から出るように命じた。そして「あなたとともにいる生き物すべて…が地に群がり、地の上で生み、そして増えるように」(17)と、9:1では「生めよ。増えよ。地に満ちよ。」と、言われた。箱舟は生き延びるための手段。洪水後に人や生き物が増えることも神の計画だった。
- ノアは祭壇を築きいけにえを捧げて神を礼拝した。貴重な家畜を捧げたところに、神への信頼が見える。神へのささげものの模範。
2.神は人と契約を結んだ
9:9-10によると、神の契約はすべての生き物に対して立てられた。神はこの世界を造っただけで放置しているのではない。契約というのは、責任を持つと言うこと。神は私たちのいのちに責任を感じておられる。
- 契約のしるしは「虹」。それは自然現象。自然を造られた神は、造る段階から契約の印を印しておられた。その印の意味を語られたのだ。
- 今も虹を見ることができる。それを見るたびに、神が私たちのいのちに責任を持って導いておられることを思い起こそう。
3.神の契約は続く
「ダリア」の植樹家は、新種ができるよう、たくさん生育させるが、育ち具合を見て途中で半数以上を引き抜く。その上で良いものを出荷し、シーズンの終わりには全てを引き抜く。いのちに責任を持つということは、放置することではない。神もこの世界を放置しない。さばきと救いが必ずある。
- ノアの箱舟のように、神は救いの道を用意された。それがキリストの十字架による、罪のあがない。神は人の罪をイエス・キリストに負わせ、彼が私たちの代わりに死刑となった。
- 第二ペテロ3:3-11には、ノアの洪水から私たちが学ぶべき教訓が記されている。その結末に
これらすべてのものが崩れ去るのだとすれば、あなたがたは、 どれほど聖なる敬虔な生き方をしなければならないことでしょう。