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2025年12月21日 主日礼拝
1.主イエスはベツレヘムで生まれた
- ベツレヘムはダビデ王の出身地で、キリストが生まれる地と預言されていた。
- 「王は民の祭司長たち、律法学者たちをみな集め、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれています。『ユダの地、ベツレヘムよ、あなたはユダを治める者たちの中で決して一番小さくはない。あなたから治める者が出て、わたしの民イスラエルを牧するからである。』」 (マタイ2:4〜6)
- イエスの父母のヨセフとマリアは、ベツレヘムから遠いナザレに住んでいた。イエスもナザレで育ち、「ナザレ人」と呼ばれていた。
- ところがちょうど住民登録の命令が出されたので、ダビデの家計であったヨセフは身重の妻を連れてベツレヘムに行き、そこでちょうど出産になった。それは預言の辻褄を合わせるためではなく成り行き。偶然と思える出来事の背後には、神の計画がある。
2.飼葉桶
- 飼い葉桶は家畜の餌入れ。赤ちゃんを寝かせる所として使うものではない。 「宿屋には彼らのいる場所がなかったからである」(7) と、簡潔に事情が記されている。緊急時だったので、やむなくベビーベッドの代用として用いたのだ。
- 現代の観光客が案内される場所は洞窟で、岩壁に掘られた窪みが家畜の餌入れ。パレスチナは洞窟が多く、家畜を飼うのにも用いられていた。
- 飼い葉桶に主イエスが寝かされるのは、この時だけ。近日中にもっとふさわしい場所に移動する。マタイ2章で博士たちが訪れたのは「家」だった。
3.あなたがたのためのしるし
- 羊飼いは、今日で言う「ベドウィン」。羊と共に生活するため、住所不定であり、文化的な都市生活はできない。一般社会から忘れられた存在。しかし、神は全ての人をご存じであり、人から注目されない人も愛しておられる。
- 彼らは天使のお告げを聞き、天使の大軍勢によるコーラスも聞いた。普通の人々が経験できない偉大な経験をさせられたのは、神の愛のゆえ。最も大きな祝福は、救い主に会えること。その確かなしるしが「飼い葉桶に寝ておれれるみどりご」。他にそのような子はいるはずがない。また、家畜を飼う場所なら、羊飼いでも見当がつきやすい。
- 羊飼いたちは「急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。」神のみこころがわかったならば、時を遅らせずに行動しよう。
4.心に納めて、思いを巡らしていた
- 羊飼いたちの礼拝は、マリアにとって大きな出来事だった。彼女は自身が天使の受胎告知を受け、夫のヨセフも夢で示されていた。とはいっても、神の声が常時聞こえているわけではないので、信仰が問われることもあった。
- 自分の全く知らない人々も神に導かれて我が子イエスを拝みに自分のところにきた。こうした出来事を通してマリアは神の励ましを受けた。すぐに何かをするように、行動を促されたわけではない。平安に過ごすための励ましである。
- 私たちも主の励ましを受けた時、その意味が完全に分からなくても、心に留めておこう。やがて大きな試みを受ける時、心に蓄えたみことばが真の支えになる。
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