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2024年3月24日 主日礼拝
1.泣いたペテロ
- 主イエスは、ペテロがご自分を知らないと言うと予告していた。ペテロは主イエスを愛していたので、そんなことは絶対言わないと誓ったが、イエスが逮捕され裁判を受けている時、「弟子か?」と問われ、自分に危機が迫った時、「知らない」と誓って嘘をついた。人の心は揺れ動きやすい。
- 予告通りにペテロが否認した時、予告通りに鶏が鳴いた。ペテロは主イエスのことばを思い出し、その場を去り、激しく泣いた。
- ペテロの性格からして泣くことは滅多になかっただろう。それでも泣いてしまったのは、愛する主イエスを裏切った後悔の念や、自分自身の情けなさへの怒りなどで、自制ができなくなったから。この時、ペテロは真に自分が罪人であることを自覚した。
2.首を吊ったユダ
- 主イエスを裏切ったユダは、イエスが死刑に定まったと知って後悔した。そこで彼を買収した祭司長たちに金を返して、彼らに罪を告白した。
- しかし、祭司長たちはユダの後悔に同調せず、「自分で始末しろ」と突き放した。その言葉に従い、ユダは首をつって自殺した。
- ユダは後悔して謝ったが、謝るべき相手を間違えていた。自分を恨んでいる相手に謝らなければ意味はない。
- また、聞くべき相手も間違っている。祭司長たちは彼を愛していないし、救おうともしていない。滅びに向かわせることばに従ってしまったことが、最後にして最悪の失敗。
- ユダの最期を思うと、主イエスのことばを思い出せたペテロは幸いであった。
3.主イエスのことばを思いだそう
- 主イエスは、ペテロについて、ご自分を否むという予告の前に、大切なことを語っていた。ルカ22:31-34を読むとよくわかる。
- (31)「シモン、シモン。見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。(32)しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(33)シモンはイエスに言った。「主よ。あなたとご一緒なら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」(34)しかし、イエスは言われた。「ペテロ、あなたに言っておきます。今日、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」
- ペテロは泣いてから、主イエスが自分のために祈ってくださっていたことを思い出しただろう。主イエスは「立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」と言われていた。
- ユダは自分を嘆いて自分で始末して自殺してしまった。ペテロは泣き、主の弟子の仲間の元に帰った。その差は、心を動かしたことばの差であった。
- 信じるべきことばを正しく選ぼう。主のみことばこそ、わたしたちを救う。主イエスのことばを思い出そう。
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