2024年1月7日 元旦礼拝

イザヤ書33章2-3節
國分広士牧師

1.主を待ち望む

  • イザヤが「あわれんでください」と叫んだ時代背景を確認しよう。イザヤの時代の脅威はアッシリア。Ⅱ列王記18章によると、南王国ユダのヒゼキヤ王は、迫るアッシリアに反抗していたが、北王国イスラエルがアッシリアに滅ぼされ、ユダの町々も攻め取られたので、賠償金を払って和平を結ぼうとした。しかし、それでもアッシリア軍はユダの都エルサレムを包囲して、降伏を迫っていた。
  • 賠償金の供出のため、もはや援軍を要請する資金もない。危機の時には、人は心を神にむけやすい。それはある意味で恵みの時でもある。

2.主は立ち上がる

  • 3節でイザヤは「あなたが立ち上がると、国々は散らされます」と、主が立ち上がることを期待している。主は立ち上がってくださるのか?
  • 10節には、主ご自身のことばとして「今、わたしは立ち上がる」と記されている。主への期待は裏切られない。今年のみことばイザヤ40:31は「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。」

3.朝ごとに主を求める

  • 主の助けはある限られた時だけではない。「朝ごと」すなわち毎日与えられる。主は造り主であり、今も世界を保持されている。主が存在させてくださらなくなれば、その瞬間に私たちは消え去る。
  • 主に支えられていることを感謝し、私たちも朝ごとに主を求めよう。
  • 箴言3:5−7を読もう。

心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。
あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。
主があなたの進む道をまっすぐにされる。
自分を知恵のある者と考えるな。
主を恐れ、悪から遠ざかれ。