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2022年10月30日 主日礼拝
1.十字架とは
- 十字架は死刑の道具。十字架刑は、死刑の中でも最も重い死刑。十字架刑の対象は奴隷や重犯罪者で、見せしめとして行う公開処刑。
- 手足の釘は急所を外して打ち付けるので、出血多量で死ぬのではない。
立った状態で固定されるので、しだいに不自然な姿勢になり、肺が圧迫されて、呼吸困難になる。酸素を求めて体が反応し、痛くても足に力を入れて姿勢を整えようとしてしまう。常に鋭い痛みがあり、気を失うこともできず、何時間も何日も、体力が尽きるまで十字架上でもがき苦しみ、ついに体が動かせなくなって死ぬ。 - 主イエスより1000年前に記された詩篇22篇に、主イエスの十字架の死の状況が預言されていた。
7 私を見る者はみな私を嘲ります。口をとがらせ頭を振ります。
8「主に身を任せよ。助け出してもらえばよい。主に救い出してもらえ。彼のお気に入りなのだから。」
18 彼らは私の衣服を分け合い私の衣をくじ引きにします。
2.主イエスをかばった男
- 十字架にはりつけになった者は、苦しみと死の恐怖をとことん味あわされる上に、見物人達に罵声を浴びせられる。どんな気持ちになるだろうか。おそらく哀れな自分にひどいことばを言う人々に怒りをおぼえるだろう。
- 激しい苦しみの中では、よけいなことばは発する余裕はないはず。十字架上のような極限状態では、人の本性がむきだしになる。恐怖から助けを求めたり、くやしまぎれに罵ったりはするだろう。おそらく、主イエスの両脇の犯罪人達は、イエスを罵る前に、ローマ兵や見物人など、周囲の全ての人々を罵り、ついに主イエスまで罵ったのだろう。
- それだけに、主イエスを罵しるのをたしなめて、主イエスをかばった犯罪人のことばは意外。彼はなぜそうしたのだろうか?
- 最初は二人とも主イエスを罵った。
イエスと一緒に十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスをののしった。マタイ27:44
一緒に十字架につけられていた者たちもイエスをののしった。マルコ15:32 - しかし、すぐ隣にいる主イエスの態度やことばから、主イエスが悪人ではなく、「御国に入られる」神の子であることを悟ったようだ。
3.パラダイスにいるという約束
- 主イエスは、「あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」と言ってくださった。いっしょに天国に行くと言うこと。
- 死が決まっている人間にとって、天国に行けるのか、地獄におとされるのかということこそが、最も大切な問題。天国に行けると言う約束は、最大の祝福のことば。
- それは私たちにとっても同じこと。いつかは皆死ぬのだから。パラダイスに入れてくださる主イエスを信じよう。
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