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2020年10月25日 主日礼拝
1.兄たちを試すヨセフ
- ヨセフは兄弟たち、特にベニヤミンとの再会を喜んでいる。その喜びは、穀物購入のために兄たちが支払った銀をそっと返しておいたり、自宅に招いて歓待したり、兄たちが自分を売ったことを後悔していることを知って泣いたり、弟ベニヤミンの顔を見て泣いたりしたことに現れている。
- しかしヨセフは再会の喜びだけで終わらせずに、兄たちの誠意を試す。わざとベニヤミンに嫌疑をかけ、兄たちが彼をかばうかどうかを確かめたのだ。
2.ベニヤミンを助けようとする兄たち
- 兄たちはすでに旅立ち、帰宅途上にあったが、ベニヤミンに嫌疑がかけられたことを知り、全員でヨセフのところに戻った。(13-14)
- 嫌疑がかけられたのはベニヤミンだった。彼一人が帰れば済む。あるいはベニヤミンの責任を負うと父に誓ったユダとベニヤミンが戻れば済む。なぜ全員で戻ったのか?彼らの買った食料を家で待っている家族はどうなってもいいのか?
- ユダはヨセフに対して、全員が奴隷になると申し出た(16)。それはヨセフが要求したことではない(17)。ヨセフは残りの者は父のもとに帰って良いと言った。しかし「はいそうですか」と去らずに、ベニヤミンが許されるまで、兄たちはそこに居続けた。ベニヤミンを見捨てられない思いを態度で示していた。
3.自分が身代わりになると言うユダ
- ベニヤミンを救うため、ユダは自分が身代わりになると申し出た。(18-34)
- ユダは父のために、父が最も大切にしている弟の保証人になっていることを語り、自分が身代わりになるからベニヤミンを父の元に帰らせて欲しいと懇願した。
- この懇願は、主イエスの姿を思い起こさせる。主イエスは、私たちを父なる神が愛しておられることを知っており、天国での再会を待ち望んでいることをわかっておられるので、自分が身代わりなって十字架にかかり、私たちの罪の裁きを代わりに受けられた。彼の身代わりで私たちの罪は赦され、父のもとに帰ることができるようになる。赦されなければ罪の奴隷に留まる。
4.全てを明かすヨセフ
- ヨセフはユダのことばで泣く。そして兄弟たちに打ち明ける。(45:2-3)
- ヨセフは、自分が売られたことも含め、全てが神の救いの計画だったと考え、兄たちを赦す。(45:4-8)
- ヨセフは父たちをエジプトで養うので連れてくるように勧める。そして、兄たちが言い争わないように頼む。(45:24)
- ヨセフは年老いた父を乗せる車も用意する。それを見て父は元気づいた。
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