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2020年10月11日 主日礼拝
1.豊作の7年の意義の解説
- 自分の見た夢に悩むファラオに、献酌官は2年前にヨセフに夢の解き明かしをしてもらったことを思い出し、告げた。ただちにヨセフは牢獄から連れ出されて、ファラオの夢を聞かされ、それを解き明かした。それは豊作の7年と飢饉の7年がすぐに続いてくるという預言だった。
- ヨセフは単に夢の意味を解き明かしただけではなく、その夢を見させた神の意思を伝えた。それは神からの警告のことばだった。順境の時は、逆境の時の備えをするために与えられているということ。それは私たちにも当てはまる警告。
2.飢饉の7年への蓄えをという提案
- 飢饉への備えとして、ヨセフは収穫の5分の1を徴収し備蓄するよう進言した。それは本気でやらなければできない仕事なので、強力なリーダーを立て、国家事業として取り組むようにヨセフは提案した。
- 豊作の時には収穫の5分の1を徴収しても人々は困らないが、それを王が消費してしまえば備蓄できない。徴収も大変だが、長期の維持管理はさらに大変な仕事なので、優秀な人物が必要。ヨセフの提案は人々をうなずかせた。
3.神の霊が宿っているという評価
- ファラオはヨセフのことばを信じ、彼の進言を実行しようと決断した。さらに、その責任者としてヨセフ自身を任命した。
- ヨセフは、その日まで監獄に入れられていた外国人の奴隷。そんな人物に重大な責任を委ねるのはどうしてだろうか?
- 王が彼を採用した理由は「神の霊が宿っている」ということ。彼の解き明かしや進言から、王はそう判断した。
- ヨセフの解き明かしは、夢の意味と意義を明確にした。他の者にはわからない事柄がわかる人というのは、絶大な信頼を得る。しかもヨセフは彼自身の知力でそれをしたのではなく、神によって解き明かしをしたのだから、神の霊が宿っていたしるし。
- ヨセフの進言は、国家と民の危機を案じ、やがて訪れる苦境を乗り越えるという、人への愛に満ちた進言。彼は無実の罪で投獄されていたのに、うらみやひがみを全く感じない。その高い人格性にも、神の霊を感じる。
4.私たちには神の霊が宿るのか
- コリント第一12:3には、「ですから、あなたがたに次のことを教えておきます。神の御霊によって語る者はだれも「イエスは、のろわれよ」と言うことはなく、また、聖霊によるのでなければ、だれも「イエスは主です」と言うことはできません。」とある。信仰告白は神の霊による告白なのである。
- イエス・キリストのことばに真に従って歩んでいるなら、それは実は聖霊のわざ。神に委ねて歩む者はヨセフのように平安を得ることができる。
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