2020年5月24日 主日礼拝

詩篇 22篇
國分広士牧師

1.受難の詩

  • この詩篇はイエス様の十字架を思い起こす。(マタイ27:45-46)
    「イエスも最後は泣き言を言った」と思う人もいるが、その泣き言を誰に向かって言うのかが大切。一番同情して欲しい相手は誰なのか?イエス様は苦しみの絶頂の中で、最後の最後まで父なる神を慕い求めた。それが真実な愛。
  • イエス様は苦しみの中で聖句を暗誦した。父への愛は、父の言葉である聖書に親しむことで表される。どこまでも父の心を大事にし、その言葉で励まされ、生かされるのだ。
  • 私たちも苦しい時こそ主に叫ぼう。叫びなので、きれいな言葉にはできないが、心の本音こそ、主は喜ばれる。

2.神を求める根拠

  • 父を慕う根拠は、すべての根源であるから。(9-10)
    主は造り主であり、自分の存在は父による。愛に満ちた造り主は被造物を忘れない。また、全てを造り直すこともできる方は、全ての問題を解決できると信じるからこそ、どこまでもすがる。
    ※イエス様自身は三位一体の神であって被造物ではない。しかし、マリヤの胎に宿り人として生まれた経験は9-10節の通り。
  • 助けが必要な時こそ、どこに助けを求めるのかが重要。助けられない相手に求めてはいけない。真の助けは造り主による。

3.救いのあかし

  • 苦しみのあとで、救いがもたらされる。
    21b「あなたは 私に答えてくださいました。」
  • 救いを得たからこそ、あかしをする。
    22「私はあなたの御名を兄弟たちに語り告げ会衆の中であなたを賛美します。」
  • 主を信じ、苦しい時には叫び求め、救いの恵みをいただき、その経験をあかしする者として歩もう。