2018年12月9日 主日礼拝

ルカの福音書 2章1~20節
國分広士牧師

ナザレからベツレヘムに(4)

  • ヨセフとマリヤはガリラヤ地方のナザレに住んでいた。
  • ベツレヘムはユダヤ地方の町。ダビデ王の出身地として知られている。
  • ナザレからは直線距離で100キロ離れており、途中のサマリヤを通らないように迂回すると200キロぐらいの移動距離になる。
  • 身重になっている女性が徒歩または家畜に乗って移動するには遠い距離。住民登録という必要がなければ行かなかっただろう。
  • しかし行かなければミカ書の預言は実現しなかった。
    「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。
    だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」
    (ミカ5:2) ルカ2:1-20「最初に見に来た人たち」

飼い葉桶に寝ているみどり子(12)

  • 天使のことばを聞いた羊飼いたちはどうしたのか。夜番で守っていた大切な羊をどうしたらいいのか悩まなかったのだろうか。いや、彼らは急いで行った(16)。悩んでぐずぐずしなかった。 彼らは告げられた知らせの大きさを理解したのだ。神の救いの計画という、この世で最も大切な出来事が行われていることが知らされたのに、それを見に行かないなら、何のために生きているのかわからないというような思いがあったのではないだろうか。
  • 「捜し当てた」ということは、捜し廻ったということ。しかし夜中なので戸が閉じられた家の中までは捜せない。イエス様の誕生の場は、ほら穴だったらしい。ほら穴を色々なことに利用することは古代のパレスチナではよくあった。壁をくり抜いて飼料入れにしていたらしい跡が 今も確認できる。よく捜し当てたものだ。羊飼いだからこそ「飼い葉桶」がありそうなところを捜せたのだろう。
  • 羊飼いたちは神を賛美しながら帰った。まだ何もできないあの赤ちゃんが、やがて偉大な救い主になることを彼らは信じた。信仰とはまだ見ていないことを事実と信じること。私たちも彼らのように信じて歌いたい。

行って捜し当てた(16)

  • 天使のことばを聞いた羊飼いたちはどうしたのか。夜番で守っていた大切な羊をどうしたらいいのか悩まなかったのだろうか。いや、彼らは急いで行った(16)。悩んでぐずぐずしなかった。 彼らは告げられた知らせの大きさを理解したのだ。神の救いの計画という、この世で最も大切な出来事が行われていることが知らされたのに、それを見に行かないなら、何のために生きているのかわからないというような思いがあったのではないだろうか。
  • 「捜し当てた」ということは、捜し廻ったということ。しかし夜中なので戸が閉じられた家の中までは捜せない。イエス様の誕生の場は、ほら穴だったらしい。ほら穴を色々なことに利用することは古代のパレスチナではよくあった。壁をくり抜いて飼料入れにしていたらしい跡が 今も確認できる。よく捜し当てたものだ。羊飼いだからこそ「飼い葉桶」がありそうなところを捜せたのだろう。
  • 羊飼いたちは神を賛美しながら帰った。まだ何もできないあの赤ちゃんが、やがて偉大な救い主になることを彼らは信じた。信仰とはまだ見ていないことを事実と信じること。私たちも彼らのように信じて歌いたい。