2015年11月15日 主日礼拝

創世記 32章1~21節
國分広士牧師

1. 神の使いたち

行きに夢で見た御使い(28:12)が、帰りにも現れた。ヤコブの歩みは常に神に導かれていた。神は常に私たちを導いている。

2. エサウへの使者

ヤコブは兄エサウがセイルに移り住んでいることを知っていた。自分がカナンに戻ったことも必ずエサウの耳に入る。ヤコブは自分から使いを送ってエサウに知らせた。使者はエサウが400人も連れて迎えに来ると伝え、ヤコブを不安にさせた。もし400人に襲われたら、とても太刀打ちできない。

3. 危機に備えての行動

もしもに備えて、ヤコブは宿営を二つに分けた。襲われても半分は残ると考えたのだ。確かにそうだが、このような不安感からの行動は、人に真の安心を与えはしない。

4. 助けを求める祈り

ヤコブは自分を幸せにすると語られた神のことばを思い起こして神に祈った。エサウを恐れていることを正直に打ち明け、神の約束のことばを確認して、その約束にすがったのだ。自分の知恵に頼るのではなく、神の約束に頼っている点に注目しよう。

5. 兄への贈り物

祈ったあとに与えられた知恵は、兄に贈り物をすること。それも大規模で、やぎ、羊、らくだ、牛、ロバ、合計550頭で、5群れに分かれ、兄が自分に近づくたびに贈り物に次々に遭遇するという、楽しいサプライズを思いついたのだ。彼はただちに実行するが、このサプライズには費用も時間もかかる。神に与えられた知恵だと信じたからこそ、実行したのだ。