2015年6月7日 主日礼拝

創世記 24章1~21節
國分広士牧師

1.主人の約束を信じて出かける

アブラハムは息子イサクの嫁を探しに、しもべを派遣した。その際に「主は、御使いをあなたの前に遣わされる。」(7)と約束した。しもべは主人に誓いをし、嫁取りに必要と思われる品々を準備して出かけた。そして主人の要望する地に行き、その地の娘たちに出会えるように泉のほとりで待機した。この前向きな姿勢は、信仰から出てくる。

2.主に取り計らいを求めて祈る

しもべは、単に人間的な最善を尽くすだけでなく、主の取り計らいを求めて祈った。町の娘たちの中からふさわしい人物を見分けるために、らくだにも水を飲ませてくれる娘こそが嫁になるようにと。この条件はかなり厳しい。砂漠の旅をした後のらくだは大量に水を飲む。しかも10頭もいる。はたして、そんな負担をあえて負う娘などいるのか?しかし、そこまで厳しい条件だからこそ、実現するなら確かと思える。

3.祈りが終わらないうちに

祈りのことばが終わらないうちに、一人の娘が水を汲みに出てきた。しもべは機会を失わないように走り寄った。そして計画通り、水を飲ませてと願った。彼女は快く水を飲ませ、さらに、らくだにも飲ませようと、井戸まで走る。全部のらくだに水を飲ませるまで、しもべは黙って見ていた。主のみこころかどうかを知るために。