曲がった時代からの救い

2015年5月24日 主日礼拝

１．息子の妻をめとる

息子イサクはまだ独身だった。彼らの住むカナンの地の娘は、結婚相手にふさわしくないとアブラハムは考えていた。15:16には「エモリ人の咎」という言葉がある。すでに最も罪深いソドムの町は滅ぼされたが、ソドムほどではなくても、カナンの地全域に罪深い傾向があったのだろう。そうした罪深さに染まっていくことを警戒し、婚姻関係は避けたたのだろう。アブラハムは自分の親族から息子の妻をめとろうと考えた。

２．任されたしもべ

アブラハムは、息子の妻としてふさわしい人を連れてくるという使命を、最も信頼するしもべに託した。彼は最年長で全財産を管理していた、腹心の部下。このしもべは思慮深く、ふさわしいと思う女性がカナンの地に来ることを望まない場合を尋ねた。縁談としては好ましくても、カナンまでついて行くという条件は厳しいからだ。

３．聖徒たちの祈り

アブラハムは縁談を成立させるためとはいえ、イサクを連れ帰らないようにせよと命じる。主は自分を故郷から連れ出して、この約束の地に連れてこられ、この地を与えると約束された。その約束を受け継ぐイサクのためにも、御使いを遣わして、嫁とりがうまくいくように助けてくださるとアブラハムはしもべを励ました。自分の意図を超えて、行くべきところに行き、会うべき人に会えるのは、神の助けによる。しもべは主人の信じる主の備えを信じて、主人に誓った。