2014年10月19日 主日礼拝

創世記 14章1節~14節
國分広士牧師

1.捕虜となったロト

たくさんの王の名前が出てくる。彼らは略奪で繁栄し、また略奪で滅んだ。ソドムの王たちは降伏して12年間支配されたが、13年目に背き、懲罰軍にやられた。町の財産も奪われ、多くの人々が捕虜として連れて行かれた。その中に、ソドムに住み着いてしまったロトもいた。

2.逃亡者による知らせ

ロトが連れ去られた知らせは、戦争からの逃亡者によってアブラムに知らされた。アブラムはどうするか判断しなくてはならなかった。第一は、何もしないこと。「相手は強すぎる。ソドムに住み着いたロトがいけない。」と考え見捨てれば、自分には何も危害が及ばない。第二は、身代金を払ってロトを解放しようとすること。金銭面は損失だが安全。第三は、救出のための軍事行動を起こすことで、アブラムはこれを選んだ。

3.追跡

アブラムは最も信頼する「彼の家で生まれたしもべ」318人を率いて追跡を開始した。盟約者マムレたちにも同行してもらった。追いつかなくてはならないのでぐずぐずはできない。また作戦を練ったり、命令系統を整える等の準備も必要。あきらめたり、やる気を失ったりしないよう、主の助けを求めて祈りもしただろう。追跡中は一番充実した時間かもしれない。それは救いを求める明確な願いを出発点としている。誰かの救いを真剣に追い求めよう。