2014年9月7日 主日礼拝

創世記 12章1節~9節
國分広士牧師

1.主の祝福

1-3節には、三つの約束がある。第一は子孫の繁栄。アブラハムは今も多くの子孫から尊敬を集める。第二は彼自身が守られる。危険も災いもあるが確かに彼の歩みは守られた。第三は全人類の祝福。私たちは第一第二の祝福を求めるが、神は第三の約束こそ真に与えたいと思っていた。この約束はアブラハムの子孫として主イエスがお生まれになる事によって実現した。

2.祝福を信じて出発した

祝福を自分のものにするためには出発しなくてはならない。コマーシャルで商品の良さを知っても、手に入れなくてはそれを実感する事はできない。決定的なのは、目標に向かって自分の足で歩き始めること。アブラムは全財産を携え出発した。もう帰らない覚悟が見える。

3.約束の地で祭壇を築き祈る

約束の地カナンは理想的な土地ではなかった。先住のカナン人がおり、大勢で住むのに適した地は容易に見つからずに転々とする。それでも、アブラムはその地で主の祭壇を築き、主の御名で祈った。困難の中にいてこそ、祈りは真剣になる。また、転々としてこそ、カナンの地の全体像がよく見えてくる。主の約束は実現し始めており、信じ従い続ける者は、やがてその実現を実感する。信じて祝福を得よう。