2014年8月10日 主日礼拝

創世記 11章1節~9節
國分広士牧師

1.全地に

ノアの洪水以後、人類はどんどん増え広がる。神は「生めよ。増えよ。地を満たせ。」と言われた。ところが、神の計画に逆行する思想が生まれ、全地に増え広がるのでなく、散らされないように一箇所にとどまろうとした。その思想の象徴として、彼らは高い塔を建設し始めた。

2.ことばを乱す

主は人間が神の意思を無視して暴走していることを考察し、言語が一つであることに問題点を見いだした。ある強い意志を持つ人間が他の人間を操作するのに、ことばを用いたからである。そこで主がことばを乱して互いに意思の疎通ができなくなった時、人々は一致できなくなり、一カ所にとどまるのでなく、神のみこころ通り全地に散って行った。

3.人を用いる神の計画

人間は散らされる事を嫌ったが、神はむしろ散らされた。神は
全地に人間が住む事を計画され実現した。どんな所にも神の計画があり、それに用いられる人間がいる。一極集中だと少数の人々しか注目されず、個々人が自分の意味を見失いやすいが、散らばった各地においては、個々の存在が大切になる。自分に与えられた神の計画を発見し、それを喜ぼう。