2014年3月30日 主日礼拝

創世記 3章1~9節
國分広士牧師

1.神は本当に言われたのか

人間には神のみこころに従うという課題が与えられている。従うためには三つの必要がある。第一に「みことばを聞く」こと。第二に「みこころを理解する」こと。第三に「みこころに従う行動をとる」こと。ヘビはまず第一について問う。神は何と言われたのか?女の答えには、あいまいな部分がある。ちゃんと聞いていなかったのだ。

2.神のようになりたかった

蛇は第二にゆさぶりをかけ、神の真意を疑わせようとした。もしも食べたらというような、未知の領域についての判断は、信仰によって大きく変わる。彼らには神のようになりたいという願いがあったが、それは本来は良い願いであった。蛇は善悪の木の実を食べれば願いがかなうと言ったが、本当は、誘惑を退ける事で願いは実現に近づくはずだった。

3.彼らはどこにいたのか

人間は蛇を信じた。そしてその信仰に従った行動をとった。なぜ神に尋ねなかったのか?彼らはどこにいたのか?神に尋ねる事ができないようなところにいたのか?彼らはエデンにいたのだから、神を呼べば答えてくださったはず。罪に向かいたい時、人は神から心を背ける。罪の誘惑は避けられないが、誘惑を感じた時こそ、神に助けを求めよう。神はいつでもそばにおられるのだから。