2013年6月30日 主日礼拝

ルカの福音書 9章37~48節
國分広士牧師

1.不信仰な曲がった今の世

主イエスが嘆いた「不信仰」とはだれのことか?悪霊につかれた人のことか?いや、悪霊を追い出せなかった弟子たちのことだろう。主イエスの弟子たちは、疑うから悪霊を追い出せなかった。弟子でありながら不信仰だということに嘆かれたのだ。彼らは主のことばの意味を悟ることもできなかった。

2.誰が偉いのかという議論

弟子たちは、自分たちの中で誰が一番偉いかという、不毛な議論を始めた。そのような議論にどんな意味があるのか?主イエスは彼らの心の中の考えを知っておられ、単に不毛な議論を止めさせるのでなく、この機会に大切なことを教えようとされた。主は全てを益に変える。

3.一番小さい者が一番偉い

主は小さいこどもの手を取って、「一番小さい者が一番偉い」と教えた。不信仰な思いは、「一番大きい者が一番偉い」と考える。だから大きく、強く、賢く、早くなろうと努力もする。しかし、大きく強くなれば、悪霊を追い出せるのか?人間の力がどんなに偉大になっても、霊的な問題には無力であることを思い知るべき。魂の救いは神にしかできない。すなおに信じて神の助けを求める、へりくだる心が「小さい者」なのだ。