2023年9月03日 主日礼拝

イザヤ書25章1節
國分広士牧師

1.「不思議な計画」とは何か?

  •  24章から、世の終わりの主の裁きについて記されている。黙示録のような内容である。
     1節  主は地を荒れ果てさせ
     5-6節 地はその住民の下で汚されている。
        彼らが律法を犯して定めを変え、永遠の契約を破ったからである。
        それゆえ、のろいは地を食い尽くし、その地の住民は罰を受ける。
  • 主の裁きは、「救い」の実現のためである。のろいや滅びが語られる中に、救われた者を示すことばも散りばめられている。
    6節 わずかな者だけが残される。
    13節 取り残しの実
    14-15節 彼らは声をあげて喜び歌い、西の方から主の威光をたたえて叫ぶ。
        それゆえ、東の国々で主をあがめよ。
        西の島々で、イスラエルの神、主の御名を。
  • 世の終わりの天変地異についても語られている。
    18-19節  天の窓が開かれ、地の基が震えるからだ。
         地は割れに割れ、地は破れに破れ、
         地は揺れに揺れる。
    →マタイ24:29を思い起こす。
    そうした苦難の日々の後、ただちに太陽は暗くなり、
    月は光を放たなくなり、星は天から落ち、
    天のもろもろの力は揺り動かされます。
  • 新天新地についても記されている。
    23節 月は辱めを受け、太陽も恥を見る。
      万軍の主がシオンの山、エルサレムで王となり、
      栄光がその長老たちの前にあるからである。
    →黙示録21:23を思い起こす。
      都は、これを照らす太陽も月も必要としない。
      神の栄光が都を照らし、
      子羊が都の明かりだからである。

2.「成し遂げられた」のはいつか?

  • イザヤは主ご自身を見ている。(6章)
  • 主は時間に拘束されない。将来も主にとっては過去と同じ。
  • 私たちにとっては、世の終わりの預言は将来のこと。しかし、イザヤは目が開かれ、過去のこととして「成し遂げられた」と語った。
  • 主が告げられた将来のことを事実として受け止めるのが信仰。罪は滅ぼされる。主にあがなわれた者だけが残される。
  • まだ裁きがなされていない今こそ救いの時。必ず罪が裁かれることを恐れ、主に罪を告白し、主イエスの十字架であがなっていただこう。

3.主を信じ待ち望もう

  • 主を信じる者の特徴は、主を待ち望むこと。
      その日、人は言う。「見よ。この方こそ、待ち望んでいた私たちの神。私たちを救ってくださる。この方こそ、私たちが待ち望んでいた主。その御救いを楽しみ喜ぼう。」
                                      (イザヤ25:9)
  • 主がかならず不思議な計画を成し遂げ、罪を滅ぼし、救ってくださることを信じ、主を待ち望もう。