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2022年2月20日 主日礼拝
1.もし治っているなら
- ツァラアトは「不治の病」と決めつけられてはいない。回復の可能性はある。もともと表面の異常を広範に含む概念なので、ハンセン氏病ではない病気だった場合もあるだろう。なにより主が癒されるなら、ハンセン氏病でも治癒する。
- ツァラアトが示す問題は「けがれ」。けがれた者は主の民から除外されるという原則を示している。しかし、除外された者にも、回復の可能性が残されている。
- 私たちにも、福音によって救いの可能性が与えられている。実は私たちは罪の汚れで神の国から除外されており、このままでは滅びる。周りを見れば自分と似たり寄ったりだが、だから大丈夫なのではなく、そのままでは皆滅びる。
- ツァラアトの者が宿営に戻ることを願うように、私たちも天の御国を求めるべき。主の御名を呼び求める者は救われる。
2.二羽の小鳥
- きよめの儀式に用いられる二羽の小鳥のうち、一羽はいけにえとして殺される。もう一羽は、殺された小鳥の血の混じる水に浸された上で、野に放される。
- 一羽の血で贖われたもう一羽が救われる。これは主イエスの十字架の死と復活を象徴するような儀式。
- この儀式に用いられる「ヒソプ」は、過越の儀式(出エジプト12:22)の時に、いけにえの血を家の鴨居と門柱に塗るのに使われた。ここでは血の混じった水をきよめられる者にふりかけるのに用いられた。ダビデは「ヒソプで私の罪を除いてください」(詩51:7)と歌ったが、ツァラアトのきよめを思っていただろう。
3.毛を剃り落とす
- 全ての体毛が剃られれば、患部が残っていないかの確認が確実にできる。
- 罪も、全てを明らかに告白することによってきよめられる。ある部分だけを告白して他の部分を隠してはいけない。主の前では隠し事はありえない。主の十字架の贖いで受け入れられ赦されることを信じて全てを主に告白しよう。
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