2014年8月24日 主日礼拝

ヨハネの手紙第一 1章5~10節
國分広士牧師

1.私たちの5つの「もし」

聖書は同じ言葉を繰り返す事で意味を強調している。今日学ぶテキストで繰り返されているのは「私たち」「もし」「罪」「光」「真理」。6-10節には各節に「もし」がある。もし私たちがこうだったら…と考えを巡らしている。偶数節のもしは否定的な可能性を考えているが、奇数節のもしは肯定的な可能性を考えている。

2.否定的な「もし」

偶数節の「もし」は罪を認めないという可能性。自分は人と比べてそれほど悪い人間ではない。むしろましなほうだと、誰もが思う。しかし、それは比較の対象が同じように罪深い人間だからにすぎない。光のようにきよい神に心を照らされるなら、私たちは罪深さを自覚させられる。

3.肯定的な「もし」

私たちは神のきよさにあこがれるが、罪深い行いを繰り返してしまい、きよさを身につける事ができない。その私たちにできることは、「自分の罪を言い表す」こと。神はその告白を受け入れてくださる。そして、主イエスがすでに罪人の身代わりとして十字架で死なれた故に、罪を赦してきよめてくださる。自分で罪を消す事はできないが、告白する事はできる。神に自分の罪を告白しよう。