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2019年6月9日 主日礼拝
1.この日、聖霊は明確な現象をともなって働かれた(1-13)
- イエス様の昇天後、弟子たちはエルサレムのある家に留まっていた。(1:12-15)120人ぐらいが集まって、話し合える広さがあった。
- 五旬節とは、過越の祭から50日目の、初穂(最初の収穫)の祭。イエス様が十字架に架けられたのは過越の祭の直前で、三日目に復活してから40日弟子たちに現れてから昇天したので、単純計算すると昇天の一週間後。
- 弟子たちがともに集まっていた家全体に響き渡る音がした。それは外にも聞こえたので、物理的な現象だった。
- 通りに面する扉が開かれていたのだろう。物音に驚いた人々が入ってくると、そこにいた弟子たちが「神の大きなみわざ」(11)を語った。語った内容は、その後に続くペテロの説教に示されている。
- 語る言葉は、聴く人の一番よくわかる言語だった。色々な言語の人がいたが、誰もが自分の言語で聞かされた。疑いなく神のわざだった。
2.ペテロの説教(14-36)
- ペテロはこの現象はヨエル書の「神が自分の霊を注ぐ」という預言の成就だと説明した。(14-21)
- そして「力あるわざと不思議としるし」で、救い主だと「証しされ」たイエスを、「あなたがたは律法を持たない人々の手によって十字架につけて殺した」と責めた。(22-23)
- しかし「神は、イエスを死の苦しみから解き放って、よみがえらせ」、「神の右に上げられたイエスが、約束された聖霊を御父から受けて、今あなたがたが目にし、耳にしている聖霊を注いでくださった」のだと説明した。(24-33)
- そのうえで、「神が今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけた」と、悔い改めをうながした。
3.心を刺され、みことばを受け入れ、バプテスマを受け、救われた
- ペテロの説教を聞いた人々は心が刺され「私たちはどうしたらよいでしょうか」と謙虚に尋ねた(37)。この心の変化こそ驚き。これは聖霊による心の変化。
- ペテロは悔い改めて主イエスを信じてバプテスマを受けるよう勧めた。その日3000人ほどが仲間に加わった(41)。
- 彼らのいた家は、同時に3000人もいられるキャパシティはなかっただろう。ということは、そこに入れるぐらいの人がまず弟子となり、家に帰り、自分の信仰の経験を語って家族や友人たちを連れてきて、その人たちにもたちにもその人のわかる言語でみことばが語られ、悔い改め、ベプテスマを受けて弟子となるということが、その日のうちに繰り返されたのではないかと想像する。聖霊に導かれる者は宣教者として用いられるのだ。
- 物音のような物理的現象は最初だけだったが、それに続く心の変化は止まらなかった。聖霊は心に働きかけてくださる。それはある時だけではない。そこに集まった人々は、聖霊が招かれたから集まったのだ。聖霊が導いたからエルサレムにいるように導かれたのだ。聖霊の導きは生まれる前から、死んだ後までも続く。聖霊が共にいてくださる幸いに感謝し、素直に導きに従おう。
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