2024年4月21日 主日礼拝

イザヤ書45:18-19、22

國分広士牧師

  • 「キュロス」は、後のペルシャ王。イザヤから見れば未来の人。聖書を信じない人は、後代の記述と考える。信じる人にとっては、預言の正確さを物語る。主はキュロスに「あなたはわたしを知らないが、わたしはあなたに力を帯びさせる。(5)」と言われた。

1.天を創造し、地を形造られた方

  • 「天」をどう考えるかという、一般常識は、古代人と現代人とでは異なる。現代人の理解を読み込み「宇宙」と解する人もいるが、読み込みは誤解を産むこともある。かといって古代人の宇宙観を当てはめることも、逆の読み込み。安全な読み方は「天」を広い意味でとらえること。空、宇宙、天国など、様々な可能性を排除せず考慮する。人間の手の届かない上の世界を、神は造られた。
  • 「地」の方がとらえやすい。神は地を「茫漠」状態ではなく、「住む所」として形造られた。火星と地球の違いは、住めるか住めないか。

2.正義を語る者

  • 主の創造には「正義」が示されている。ちょうどよい具合にできているし、その良い状態を保つ力も観察できる。私たちは神の被造物によって神を知ることができる。
  • (神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません。ローマ1:20)
  • 神は真理を隠してはいない。
  • (それは、神を求めさせるためです。もし人が手探りで求めることがあれば、神を見出すこともあるでしょう。確かに、神は私たち一人ひとりから遠く離れてはおられません。使徒17:27)
  • 何より、聖書によって明確に教えておられる。特殊な霊能力のある人しかわからないような方ではない。「どうせ聖書はわからない」と、サタンは私たちに諦めさせようとしているので注意。

3.わたしを仰ぎ見て救われよ

  • 「仰ぎ見る」のは信仰の姿勢。救ってくださいという思いで仰ぎ見る。
  • 大切なのは、誰を仰ぎ見るのかということ。わきまえなく「誰でもいいから助けて」と求めれば、救えないものに頼ってしまうかもしれない。
  • 私たちを救ってくださるのは、造り主。他に救える方はいない。

  • 全てを造った方は、造り直すこともできる。人生のやりなおしを願うなら、造り直せる方に求める以外にはない。主を仰ぎ見よう。