2021年4月25日 主日礼拝

出エジプト 6章6~8節
國分広士牧師

1.主は再び、「救い」、「贖う」と励まされた

  • 主は苦しむ民の声を聞き、先祖との約束を思い起こした。(2:23-25)
  • モーセは主のことばを民に告げ、喜ばれた。(4:29-31)
  • モーセはファラオに主のことばを告げたが反発された。(5:8-9)
  • モーセは失望し、主に訴えた。(5:22-23)
  • その時に主は、再び力強く「救い」「贖う」と励まされた(6:6)
  • 主を信頼するならこのことばで慰められる。しかし、主のことばよりファラオの言葉を信じるなら、気休めにしか思えない。(6:9)
  • 厳しい状況の時だからこそ、主を信じるか信じないかが明確になる。先が見えた時に信じるのは、主のことばではなく、先を見た自分の目を信じたのである。自分よりも主を信じよう。

2.主は、民が主を知ると約束された

  • 主のことばを告げるモーセを信じたり反発したりする民が、真に主を知るようになると、主は言われた。(7)
  • 自分が何を語っても無駄と落胆するモーセだが、彼の奉仕は無駄にならない。モーセがどう感じようと主は事を行えるが、あえて主はモーセを励まして、奉仕へと向かわせようとされた。
  • 主は救いの計画の達成だけに関心があるのではない。その計画の実現のために、ご自分のしもべを有益に用いることにも深い関心を持っておられる。しもべの一人一人が豊かに用いられることも、主の救いの計画の一部分なのだ。
  • 主の深いみこころを信じるなら、このことばに励まされる。

3.主は誓いを果たすと言われた

  • 主はアブラハム・イサク・ヤコブとの誓いを果たすと宣言された。(8)
  • 主の計画は永遠。実はアブラハムよりはるか昔、人類の始祖、アダムとエバの時から、主は救いの計画を持っておられた。(創3:15) アブラハム・イサク・ヤコブも、その計画の中の一コマだった。
  • モーセもまた救いの計画の一コマ。まだまだこの計画は続き、モーセからヨシュアに受け継がれ、士師の時代を経てサムエルによってダビデ王がたてられ、ダビデの子孫として主イエスにまで至る。
  • 主イエスのみわざは使徒に受け継がれ、キリスト教会が建てられ、現代に至っている。まだ主の計画は続き、やがて主イエスの再臨と最後の審判、そして新天新地の到来へと続く。
  • 主の約束を信じるなら、今の時の苦しみは一時的なのだと思えてくる。主の手にゆだねて、自分も主の計画の中で用いていただこうと決意しよう。