2018年7月15日 主日礼拝

詩篇 119篇17~32節
國分広士牧師

私の目を開いてください(17-20)

  • 肉の目が開いていても気がつかないことがある。意外なことに気付くことを「目から鱗」ということわざがある。これは聖書の使徒の働きのパウロの経験が語源。それまでイエスと弟子たちを偽り者と思い込んで迫害していたパウロが、幻の中で主イエスに出会い、叱責され数日間目が見えなくなった。そこにイエスの弟子が訪れ主イエスの名によって祈ると、目から鱗のようなものが落ちて、再び見えるようになった。パウロはイエスを信じて洗礼を受け、迫害者から偉大な宣教者に変わったという経験。
  • パウロと同様、私たちも大切なことに気が付いていないこともある。実は今も気が付いていないことがあるかもしれない。自力では悟れないことを、みことばで知ることができるように、主に助けを求めよう。

私の助言者(21-24)

  • 適切な助言をくれる存在はありがたい。道がわからないとき、迷うとき、助言者なしに進むことは困難。
  • 最もすばらしい助言者は神。神は全てをご存知。どんな難問にも答えを与えることができる。また、愛に満ち、全ての人それぞれの最善を考えてくださるお方。
  • 神はみことば(聖書)で助言を与える。聖書を学ぶことは、助言を受けることになる。

私は自分の道を申し述べました(25-29)

  • 聞くだけでなく、自分の方から語ることも大切。それは祈り。
  • 「自分の道」とは自分の現状の正直な告白。神はその祈りに答えてくださる。
  • 答えはみことば(聖書)で与えられる。祈り求めた上で与えられるみことばには、私たちの心に響く教えがある。こうして祈りと聖書で神との会話が成立する。

私の心を広くしてくださる(30-32)

  • 答えをいただき、「仰せの道」が示された者は、心が広くなる。
  • 神の答えをいただくと、自分が神に愛されていることを実感する。自分の歩みに確信も持てる。