2014年3月9日 主日礼拝

創世記 2章4~17節
國分広士牧師

1.思いのまま食べてよい

神は人間を造り、その住まいとしてエデンの園を造られた。園には見た目も味も良い木の実をならす木がたくさんあり、人間が生きるのに良い環境が整えられていた。人間はエデンの園で隔離されていたのではなく、行動の自由が与えられていたことが「思いのまま食べてよい」ということばからわかる。神は人間の喜ぶ事を知っておられる。

2.善悪の知識の木からは取って食べてはならない

自由が与えられた上で、禁止命令が与えられる。園の中央には特別な木が二本あり、その一つの善悪の知識の木の実はたべてはいけないという禁止命令。そんな木をなぜ造ったのかとよく問われるが、単に生存するかどうかだけでなく、神のみこころに従って生きるかどうかこそが神の最大の注目点であることが、この木で示されたのである。

3.必ず死ぬ

罪を軽く考えてはいけない。罪の報酬は死である。自分自身が造り主に造られた存在である事をわきまえるなら、逆らう事はあり得ない。それは高速道路を逆走するような自殺行為。それでも神は、人間を尊厳ある者と認めて、自由意思を与えてくださった。神の与えて下さった賜物である自由意志を、良い事のために用いられる者は幸いである。