2013年1月20日 主日礼拝

ルカの福音書 5章27節~32節
國分広士牧師

1.目を留める

主イエスは取税人レビ(マタイ)を招かれた。取税人は当時のユダヤ社会では、ローマの手先であり、私腹を肥やす罪人とみなされていた。主は彼に目を留めてから招かれた。主は相手の人格を無視して声をかけたのではなく、相手を良く見て声をかけた。招かれる者は、その前に主によく見られ主に理解されているのだ。

2.なぜ罪人を

主に従うことを決意したレビは、招いて下さった主イエスのためにパーティーを開いたが、大勢いた出席者の中には取税人仲間等、世間では罪人とみなされていた人々もいた。こうした出席者を見たパリサイ人は、罪人と同席する事を嫌がり、平気で同席する主イエスに疑問を感じた。

3.主が招く者

主はこの疑問に答える形で大切なみことばを語られた。主イエスが招くのは罪人であって、正しい人ではない。この「正しい人」とは、神の前に正しいということではない。「義人はいない」のだから自覚の問題。漁師シモンが自分を「罪深い人間」と認めたように、罪を自覚する者こそ、悔い改めへと招かれている。レビは主の招きに応えた。私たちも主に従う者になろう。